赤レートが一般兵になるまで
長年CROWNが誇る引き上げ組筆頭として君臨し続けたかつたまごだが、最近一般兵になりつつある。彼のリプレイを見たり、彼の意見を聞いたりするうちに感じた、引き上げ組と一般ピープルの壁についていくらか連ねる。
なお、ここでの一般兵というのは、「ナウいタクはだいたい知っていて、常識的なポジションは見れば使い方がわかって、直近4000の敵と対面しても一方的に負けない程度の撃ち合いができて、タクにおける自身の役割を遂行できて、指揮官の指示を理解できて、選択肢が一つしかない場面では指示がなくても動ける程度の兵士」を指し、引率の先生についていくだけの幼稚園児は当然ながら一般兵に当てはまらない。
- (常識的な)ポジションの知識がない
- お父さん戦車についていく
- 被弾がうまい
- 自走砲に乗っていないことをかっこいいと勘違いしている
- 自分の命をかわいがる
- あのねえ、まず動くのが遅い
- 貫通率が低すぎる
- うるさい
- 結び
(常識的な)ポジションの知識がない
進撃戦で初動をピコられても、その辺りの地形がどうなってるか、射線がどうなってるかわからないのでどこに入ればいいのかわからないので変な場所に行って、時間をロスしたり死んだりするスパイ。スパイを味方に数えるのは難しいので、「ランダム戦やって来い」と言われて蹴られても仕方ない。
一つのマスの中に複数のポジションがあったとしてもタクや陣形全体を見ればだいたいわかるだろうし、それでわからないなら聞くしかない。なお、常識的なポジションにもかかわらず聞き返された指揮官は戦闘開始前の時点でイライラポイントを1貯めることになる。
お父さん戦車についていく
全ての車両の砲身は一方向しか向けないし、たいていの車両は一方向にしか防御姿勢をとれないので、一つの戦場においてはより多くの射線を有する陣営が有利となる。
強引に戦力をぶつけるために一つの突破口から複数の車両を流すことこそあれど、基本的に固まっている戦車の群れは容易に囲まれてしまうので弱い。ラッシュの場面以外では可能な限り膨らみのある隊形を組み、それぞれ異なる射線を作るべきである。
ラッシュの場面で無意味に止まり、それ以外の場面では周りの誰かにストーキングする車両があると、味方は1枚落ちで戦っているようなものだ。
被弾がうまい
「えっ!敵を見る必要もないし実際見えてないのになんでいるに決まってる敵から弾を受けたの!?しかも無言で!(ナイス被弾!)」
無駄な被弾をすると指揮官が怒るのでよくない。たまにそのまま死んでいく狂人もいる。「開幕で無意味にばれて無駄に死にます!」と事前申告してくれたら代わりの人を出せるので、自殺は事前に申告したほうがよい。
車体を無意味にさらしたり、砲塔を無意味に傾けたり、謎のルートで逃走したり、被弾の方法には枚挙にいとまがない。
あ、私ですか?気を付けてはいるんですけど、はい、いえ、ほんとにすいません。
自走砲に乗っていないことをかっこいいと勘違いしている
自走砲が吐いている場面には、焼かれて仕方ない場面と、わざわざ焼かれやすい動きをして効率よく焼かれている場面とがある。
前者はタクに織り込み済みだが、後者はサービスプレイである。焼かれているやつは「自走砲に焼かれるのは仕方ないことだ」なんて思っているわけだから質が悪い。
ただでさえ下手なのに自走砲の射線も弾道も弾速も拡散も精度も装填速度も知らないで勝手に焼かれるくらいなら、下手なりにランダム戦なりランク戦なりで乗って覚えてこい。
もし自走砲の才能に目覚めたら、コネだけで無限にピックされる自走枠への就職が内定する。
なお、通常車両で使えないと烙印を押されるようなプレイヤーが、自走砲に乗ると強いという確率は0である。ポジもタクも知らないうえにクリックもまともにできないので当然である。
自分の命をかわいがる
勝手に引用する。
WoT史に残る神記事。
なお、指揮官がその弾受けを不必要と判断した場合は、「なんでお前無駄な弾受けてるんだよ」コースに突入する。
あのねえ、まず動くのが遅い
次の行動がわからないから指示を受けるまでに次の動きの準備ができないのか、とにかく指示を受けてからの行動が遅い。
動きが早いプレイヤーは指示が来る前に、速い車両なら車体の向きを変えるだとか、遅い車両ならあらかじめ少しずつ寄り始めるだとか、振り直しやラッシュを早めるための行動をしている。
こういうときこそお父さん戦車についていくべき。
なお、その早いプレイヤーの動きが「前線/狙撃が過剰なので部分的にリポジしようとしただけ」だった場合、「勝手に持ち場を離れるな/圧力を減らすな」と怒られるので注意が必要である。
貫通率が低すぎる
貫通率が低すぎると指揮官が怒るし、場合によってはリザルトで公開処刑になる。
貫通可能部位を知っていることは最低限として、抜けない弾を撃つくらいなら撃たずに持っておいて、抜けるようになってから撃つことを意識したほうが良い。
とは言え乱数げーなので一戦一戦の貫通率で目を付けられることは普通ない。いつも貫通率が低いプレイヤーは指揮官の中でリスト化され、目を付けられてしまうのでよくない。
うるさい
必要なことは言わないのに不必要なことを言うのがうまい。
すでに報告された敵を再び報告する。どう見ても明らかにフォーカス先がわかる場面で相手の体力を連呼する。戦況に影響しない弾かれた報告や抜かれた報告をする。ばれたばれたと騒いでどこからばれたのかの予測を言わない。
なお、言わなければ言わないで「もっと声出ししろ」と言われる。
結び
書き飽きたので終わります。
以上の点に気を付ければ、ナウいタクはだいたい知っていて、常識的なポジションは見れば使い方がわかって、直近4000の敵と対面しても一方的に負けない程度の撃ち合いができて、タクにおける自身の役割を遂行できて、指揮官の指示を理解できて、選択肢が一つしかない場面では指示がなくても動ける程度の兵士になれるのではないでしょうか。
かつたまごさんの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。